2019年7月 第二回公演
ミンナノウタ(小杉谷三十年目の約束)
☆公演パンフより☆
屋久島最大の河川である安房川の河口から16㎞程上流に位置する小杉谷は、大正12年に開設されたヤクスギ伐採の前線基地であった。特に戦後は木材需要の増大に伴い、作業員とその家族540名あまりが山の中に集落をつくって暮らしており小学校・中学校もあった。
その「小杉谷小・中学校校歌」と、かつてそこに住んでいた人の「生きているうちにもういっぺんあそこに行きたかなぁ」と呟いた言葉がきっかけとなって、2000年旧暦9月16日(山の神まつりの日)に「行こうよ、小杉谷ピクニック」を開催した。
この芝居は当日イベントに参加した人たちのいちにち、いやそれまで生きて来た人生の振り返りの物語である。
ミンナノウタ(小杉谷三十年目の約束) 劇中歌
小杉谷小・中学校校歌 作詞 管原杜子雄 作曲 浜田久夫 1、ああ南海に 天そそり立つ 屋久の八重嶺の やまふところに われら生まれて 故郷を愛す この山この谷この川この水 豊かに厳しき 故郷を愛す 2、ああ三代に 香る杉あり 万年かわらぬ 花之江河あり われら生まれて 故郷を愛す この杉この園この村この家 久遠の営み 故郷を愛す 3、ああ日月の めぐり果てなく 歴史の流れは いかになるとも われら生まれて 故郷を愛す この父母師の君この友母校 尽きせぬ縁の 故郷を愛す
三々五々のうた 作詞 松本淳子 作曲 日高昭代 1、三々五々の雨の後 ひかり燦々ふり注ぐ 誘い 誘われて 三五三五と歩み行く ここは 屋久島 小杉谷 雨は降る降る ひと月に 三十五日 こりゃ魂がるね 2、三々五々に集い来て ひかり燦々身に受けて 誘い 誘われて 三五三五と働けば ここは 屋久島 小杉谷 山の稼ぎは ひと月に 三十五日 こりゃ魂がるね 3、三々九度のさかずきに ひかり燦々映しだし 誘い 誘われて 三五三五と道を行く ここは 屋久島 小杉谷 夫婦暮らしは ひと月に 三十五日 こりゃ魂がるね
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